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コーヒーの味

コーヒーの苦味

ご存知のとおり、コーヒーは苦味を持っています。
これはコーヒー豆をロースト(焙煎)することで出てくる味です。

ローストしていないコーヒー豆はありませんので、苦味をもたないコーヒーはないと言えるでしょう。
しかし、苦味とは本来美味しくないものです。
それなのになぜ、コーヒーはおいしいのか?

答えは、「美味しいコーヒーにはコクがあるから」です。

コーヒーのコク

コクとは何か?
これはなかなか難しい質問です。
私にとって、コーヒーのコクはコーヒーが持つ最大の魅力なのですが、言葉で説明するのは簡単ではありません。

あえて言うなら、コーヒーの苦味や酸味がしっかりしているときに感じる複雑で味わい深い旨み、といったところでしょうか。
でも「複雑で味わい深い旨み」なんて、よくわかりませんよね。

私がコクを感じられるようになったのは、コーヒーをストレートで飲むようになって1年ほどしてからだったと思います。
それまでは半分ガマンして飲んでいました(笑)
でもある時、コーヒーを飲み込んだあとに口の中に広がる香りを心地良いと感じました。
その後、コーヒーの苦味の中には旨みが隠れていることに気付いたのです。
今思えば、この「旨み」こそコーヒーのコクだったのです。

拙い説明ですが、少しはイメージできたでしょうか?
でもやっぱり、おいしいコーヒーを飲んでみて実際に感じてもらうのが一番だと思います。

ちなみに、コクの感じ方には個人差があり、浅めの焙煎でコクを感じる人と、深めの焙煎でコクを感じる人がいるそうです。





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